2016年05月29日

死の前で怯える人々



死の前で怯える人々
石で出来ていて冬になるととても寒かった高校の校舎を思い出します。
雨の前には変態が現れ校舎に向かって立ち自分のズボンの前を開いて
嫌らしい行動をしていたので窓から身を乗り出してそれを見た女の子たちが
黄色い声を出しました。
耳が痛いほどの叫びとその感情は恐怖ではなかったと思いますが
人が持っている色々な感情の中でも特に恐怖はすぐ周りの人々に
感染するのではないでしょうか。

学生時代の思い出の中で忘れられない事があります。
ある日の休憩時間の事です。
一人の女の子の金切り声が教室に響き渡りました。
それと同時に他の子の怯えた叫び声が続き、
みんな一斉に椅子や机の上に駆け上りました。
恐怖におののき夢中で行動したのですが
その恐怖の正体が小さな鼠と知った時には呆れて声も出ませんでした。

毛虫が嫌いで色々な虫が苦手で特に蛇が嫌いな私です。
でも、それで恐怖に怯えたりはしないので
10代の少女達の過敏な反応にびっくりしました。
学生時代の忘れることの出来ない幾つかの思い出の一つです。

飛蚊症と目の痛みが酷くて大好きな本を読めない日々が続き、
ブログ更新も疎かになり夜は不眠で悩んでいるこの頃です。
一日も早い症状改善を祈りながらだいぶ前に聞いたお話を書いています。

鼠に怯える少女たちは悲鳴を抑えきれないほどの恐怖に
見舞われたでしょう。
しかし、死を前にして自分を迎えに来た恐ろしい存在に気づき
極度の恐怖で死にゆく事を伸ばし続けていた悲劇の主人公がいます。

昔の人々は命が生まれる瞬間から年老いて迎える死の時を
生活の中で自然に見届ける事が出来ました。
けれども今の私たちは新しい命がこの世に誕生する瞬間も
命を全うした人がこの世を去る瞬間も見届けることがほとんど出来ません。

スーパーに並べられている野菜や果物、魚や肉の元々の姿を
知ることの出来ない生活です。
それに似たように生から死までの期間を分断されたまま
新しい誕生への畏敬の念を死にゆく人々が迎える最後の瞬間を
ほぼ体験することが出来ないのです。

胃がん末期で死を待っている夫を看病していた李ジウンという女性の話です。
ある日同じ病気で入院していた人の奥さんと病室の外のローカで
話をしていました。
その時病室から極度の恐怖で怯えて叫ぶ声がしました。
奥さんの名前を声が割れるような大声で呼んだのです。
”貞子、貞子、怖い 貞子。”

貞子というその人の奥さんが急いで病室の寝台に走り寄って近づくと
腸が詰まって何も食べられず衰弱しきっていた
その患者がどこからそのような力が湧き上がったのか
駆け寄った奥さんの首を両腕と手できつく締め付けました。
”一緒に死のう、怖いから一人で死ねない。”
その声を連発しながらきつくきつく自分の妻の首を締めていく
両手を李さんがやっとの思いで解いて助ける事が出来ました。

それから数日後その患者の心拍計が30以下に落ちていきました。
李さんは夫の看病で付き添っていた期間が長かったので
幾人かの患者の死を見ていました。
心拍数が30以下になると警告音が鳴り響き
結局大抵の人々は死ぬことを知っていました。

”あ、この人ももうすぐ死ぬんだな”と思っていたのですが
30以下の心拍数に逆らうように死を間近にしているその人が
渾身の力で消えかかっている息をもう一度吸い込みました。
その仕草や姿があまりにも苦しそうで見ている周りの人が
耐えられないほどの状況でした。
それから、その患者は3日間を死を前にしてもがき続けました。

食べられず点適を打っていたので体はパンパンに脹れて
一番大きい患者服も着られず常に同じ肌着で
おしっこの匂いがプンプンしていました。
両目の細い血管が切れ血が流れて悲惨な姿になりながら
消えそうな息の根を取り戻すためにもがき続けました。

地方の墓地へ移送するために用意された葬儀用の車が待っている中
その患者は3日間を死を前ににして、怯えて死に切れない様子で死んでいきました。
彼の最後のあがきや悲痛な叫びと苦しみを見た
李さん夫婦は死の恐怖でいっぱいになりました。
同じ胃癌で死を待つ身であった彼女の夫は絶えずこのように言いました。
”私はあの人のように死にたくない、怖い、平安に死にたい。”

ある日、看病で疲れいつの間にか眠っていた彼女を
夫が焦った声で呼んだのです。
目を覚ました彼女を夫は責め続けました。
怯えた表情で夫は彼女にこう訴えたのです。
”自分を迎えが来た。恐ろしくて怖くてお前を呼んだのに
起きなかった”と言いました。

頭の中を占領してしまった死の恐怖でこの夫婦は怯え続けました。
仏教信者だった李さんですが、死の恐怖から開放されたい気持ちで
イェス様の事を伝えるために病院に来ていたクリスチャンに出会うたび
自分の夫のために祈ってくれるように頼み続けました。

それは夫が死ぬ2週間前のことです。
お祈りに来た人から人生が変わるほどの良い知らせ、福音を聞きました。
”神様が人になってこの世に来ました。
その方の名はイエス様です。
イエス様は私達の罪を背負い十字架にかかりまた復活しました。”

その瞬間”復活”という言葉が李さんの耳に響き渡りました。
一番強い鎮痛剤であるモルフィネを打ってもうろうとし
瞳孔が開いていた李さんの夫も真剣にその言葉を聞いていました。
イエス様を信じたこの夫婦はついに心の平安を得ることが出来ました。

死の恐怖から平安になった李さんの夫は死が近づき一人部屋に移りました。
腸閉塞で食べるものを2ヶ月半も食事ができなかった彼は
骸骨のようになって、まぶたが閉じられずにいました。

多分今日が最後の日になるのではないかと言われた日
心拍が30以下に落ち、骸骨のようになっていた夫が
あまりにも明るく幸せそうに笑いました。
その顔を見た瞬間李さんは直感したのです。
夫を迎えに来た存在がどれほど素晴らしく平安な存在であるかを。
そして心拍計計がぴーとなりました。
それから夫は元の顔に戻っていたのです。

イエス様の事はただ教科書で教える世界の4聖人の一人としてしか
知らなかった彼女でしたが、
夫の死を通してまた死にゆく人々の恐怖に怯えた姿を通して
イエス様を知らない人々が迎える世界を垣間見ました。

毛虫を見てこねずみを見て怖がる人々がいます。
でも、その恐怖は過ぎ去る感情です。
逃れることの出来ない恐怖の中でいつまでも
生き続けることはどれほど恐ろしいことでしょう。

誰一人避けることの出来ない死が私達を待っています。
その死の前で平安にいられる人はどれほどいるでしょうか。
自分が連れて行かれる恐ろしい世界に気づきもがき続ける人々がいます。
行きたくないと暴れ拒み続けます。

イエス様はその死の恐怖に打ち勝ちました。
罪の対価は死です。
そして、罪人が死に行くところは果たして天国でしょうか?

イエス様は私達がどうしても解決できない罪の問題を
死の問題を十字架の死と復活を通して解決してくださいました。
どうか、イエス様を信じ救われるよう心から祈ります。
  

Posted by 青い鳥 at 06:58Comments(0)

2016年05月03日

本ー脳が冴える15の習慣

本ー「脳が冴える15の習慣」
疲れが溜まり強いストレスを受けたせいか飛蚊症と目の疲れがひどく
本を読むこともテレビやパソコンを見ることも控えていました。
図書館で借りてきた本の返却日が近づきました。

家にいるとどうしてもTVを見たり本を読んだり、目を酷使する生活なので
努めて外出して目を休めるようにしています。
新芽や若葉が出て薄い緑色が美しい季節、自然に触れる時間を持っています。

大好きな本が読めないと嘆く日々が1ヶ月続きましたが、
幸い目の痛みも少し和らいでいます。
目薬を使う機会も少し減り、返却日が近づいた本に目を通しています。
集中してしまうとまた目が疲れるので時々休憩して、
外をへ出て遠くを見るようにしています。

また、最近特に気になりだしたのが物忘れです。
冷蔵庫の前で何を取りに来たんだろうと自分に聞いたり
2週間ぶりに会う人の名前が思い出せなかったりします。
親しくしていた宣教師の娘の名前が口から出なかった時は慌てました。

痴呆症を患う家族を看病している人々の話を身近で聞いているので
いろいろ気になっているこの頃です。
痴呆を予防するためには指を使うのがいいと聞いたので
ピアノの練習に励んたり新しい事に挑戦したりしています。

本の中でも、脳科学系のものに興味があり図書館の書架の本は殆ど読んでいます。

築山節さんという脳神経外科専門医が書いた
”脳が冴える15の習慣”という本を読みました。

目の痛みでなかなか読む事が出来ずにいたのですが
やっと読み終える事が出来ました。
専門用語も控えめでとてもわかり易く参考になる内容になっています。

彼の進める脳が冴える習慣の中には、知らぬ間に実践している
ものもありもっと努力して身につけなければならない事もあります。

規則正しい生活をする、特に朝の起床時間を守る
声を出して本を読む
本を書き写す
誰かに伝える気持ちで物事を観察したり人の話を聞く
適当な運動と腹八分目の食事を心かけるなど
日常生活の行動を改善して習慣にするような助言が書かれています。
興味のある方はぜひご一読をお勧めします。

加齢とともに気になる物忘れです。
また反応が鈍くなっていく行動や言葉など
脳に関わる衰えが気になります。
そんな日々の中で出会った脳を生き返るための習慣、
一つでも身につけたいですが知ってもなかなか実践できない弱い人間の性なので
神様の助けを祈っています。  

Posted by 青い鳥 at 08:44Comments(0)