2017年06月22日

絵本ー手紙をください

絵本ー手紙をください
神学校の時、宿題として暑中見舞いのはがきや年賀状を書きました。
授業に来られる講師の先生や一緒に勉強している神学生に送るのです。
宿題は真面目に出すものと思っていた私は住所録を確認しながら
一枚ずつ手書きではがきを書きました。
しかし、卒業してからはその宿題からも解放され
引っ越ししてから精を出して書いていた年賀状も年々減っています。
最後に、手書きの手紙を受け取ったはいつだろう?

幾つかの番組を録画して時間のある時に見ています。
その中の一つが”テレビ絵本”です。
色々な絵本がコンピュータグラフィックスで生まれ変わり
また違う感じの物になっています。
神の絵本からは得られない経験をすることが出来ます。
この前に見た”手紙をください”という絵本は見終えてから
心に寂しい余韻が残る内容でした。

毎日、外出する時は郵便受けの中を覗いているのが癖になっています。
チラシが入っていたりお知らせのはがきやセールの案内状が入っています。
チラシを捨て必要な郵便を開けて確認をして処分します。
パソコンのメールやスマーホなどを利用してやり取りするので
ますます手書きのハガキや手紙をもらうことは無くなっています。

”手紙をください”は主人公である少年の家の郵便箱に住み着いた
一匹のカエルと少年のやり取りが描かれています。
郵便箱に届いたハガキを勝手に読んでいたカエルに少年は文句をいいます。
そして、手紙をもらいたいなら”手紙をください”と手紙を書きなさいと言われます。
それから自分宛ての手紙をずっと待っていたカエルが
一枚の届かない手紙に失望してそこを去ります。
カエルがいなくなった郵便箱を掃除しながら少年は初めて気づくのです。
”手紙をください”と書かれている幾枚のいちじくの葉っぱの手紙の宛先を、、、

この絵本はますます薄くなっていく人間関係でつながりを求めた
著者の心の叫びのように感じます。
会いに行ったり電話で話したりした人間関係が各自の生活が忙しくなるに連れ
手紙のやり取りや1年1回の年賀状に変わります。
そして、そのやり取りさえなくなると記憶の中からも薄れていきます。

いつでも少年の前で強がっていたカエルが実はどれほど
少年の手紙を待っていたかを思うとその寂しさが心にしみます。
”手紙をください”と切に願っていた存在がいなくなってからは
それは遅いのかもしれませんね。

もしかして、あなたの周りにもあなたを待っている
あなたの電話やあなたの手紙を待っている誰かがいるかもしれません。
どうか、手紙をください!!
  

Posted by 青い鳥 at 08:42Comments(0)

2017年06月16日

戦場の花嫁


戦場の花嫁
日本にある多くの城の中で実際に歩いたところは5箇所だけです。
和歌山城、大阪城、松山城、姫路城、郡山城です。
今はテレビや映画の中でしか見ることの出来ない
過去の人々の暮らしを城を歩きながら思い巡らすことがあります。

時代が変わり生活と服装や言葉が変わりました。
しかし、今も昔も生まれて成長し、恋をし、子どもを育て
また死んでいく人々の暮らしはあまり変わっていません。
そして、人生の中で経験する色々な人間の感情は
それほど変わっては無いような気がします。


自由に相手を選び恋愛をしたり結婚できる現代の女性には
想像できない時代に生きた一人の美女の話が心に響きます。

NHKテレビの”歴史秘話ヒスとリア”を録画して
時間があるとき見ています。
”戦場の花嫁”という少しはロマンチックな題名で放映された
内容は女性には過酷な時代を生きた一人の女性の物語でした。
彼女の名は”おつや”です。
織田家に生まれ、歴史の人物である織田信長のおばにあたります。


3回も政略結婚させられましたがその結婚は全部夫の死と
子どもの無い未亡人として終わっています。
自分が生まれた織田家のために生きた彼女が
夫無き城の女主人として守っていた岩村城での戦い、
そして、その城を攻めにきた敵の大将との恋物語が
悲しく切ないです。

自分の生まれ育った織田家を裏切る形になってしまった
敵の大将との短く幸せな結婚生活が結局悲惨な結果で終わります。

権力の亡者になった人が繰り広げる殺戮や陰謀の話は
いつも見ていて気分を憂鬱にさせます。
美女の辿る人生はもっと波乱に満ちている気がします。

女性の経済的な自立で結婚しないで一人暮らしをする
女性が増えています。
結婚は人生の一つの選択事項になりつつあります。

そんな時代を生きる一人として政略結婚を強いられても
一族のために従う一人の女性の話が新鮮であり不憫であり
今を生きる幸せと感謝を感じます。



  

Posted by 青い鳥 at 14:39Comments(0)